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"99%練習"の意味を考える。

今週もレッスンご参加いただいた皆様、ナイスプラクティス!

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さて、今日はこの「練習=プラクティス」について、最近のマイソール高崎での練習をシェアしたいと思います。私たちはアシュタンギーなので、「プラクティス」に特別な意味が込められます。

それは、グルジからのギフト 【99% practice, 1 %theory(99%の練習と1%の理論)】という有名な言葉があるからです。私も、幾度となくお伝えしている言葉のひとつです。

アシュタンガヨガは、伝統的に、土曜日とムーンデイ以外の日はマットに立ち、練習をします。毎朝毎朝、練習するのは大変なこと。肉体的にも精神的にも。

ちなみに私は一度も「毎日、家で練習してください」と言ったことはありません。なぜなら、人生にはそれぞれのステージがあり、みなさんが「今アシュタンガヨガの練習を毎日できるステージかどうか」が問題になってくると考えているからです。

今、怪我やお仕事の都合、ご家族の事情などで、練習したくても出来ない方、諦めずにコツコツと細く長く続けてください。生活習慣が変わる日がやって来て、思う存分ヨガができる。その時は必ずやって来ます。

ご自宅で練習してくださっている方がいるのも知っています。毎日できなくても、朝の太陽礼拝だけは必ずやると決めていたり、夕方、お子様が帰ってくるまでの隙間時間を見つけて練習したり、、。私も、昨年まで勤めていたので、その大変さが分かります。かなりキツイ。

それでも、練習を重ねて行くうちに、アーサナの順番も覚えて慣れてきて、今度は、孤独に練習している自分の姿が滑稽に思えてくる。「私、こんなにキツイ思いをして、何をやっているんだろう?」「練習したって、どうせ体が固いからできないし」と。

そこで、辞めるのは簡単ですが、ここまでやってきたこと、諦めないでください。もし、不安に思ったら、クラスに来て、私に聞いてください。「私、上達してる?」って。私は、皆さんがこのマイソール高崎にやって来た時から見ています。どのポーズだって、急にできたものではありません。できないポーズのことに囚われないで、不安になったら、できることの数を数えましょう。私は言えますよ、皆さんそれぞれが、どんなふうに苦手ポーズに挑戦してきたか、そして、それが出来た日のことを。あなたが練習に費やしたのと同じ時間、一緒にそばにいたのですから。

「どんなにカッコ悪くても、足をあげたい」だから、転がってもいい。

そんな挑戦をするからこそ、意味があるのだと思います。

それこそが99%プラクティス=実践練習。解剖学の本を読むのもいいけれど、自分の体で体感した以外のことは、本当には分かっていないのです。理論というのは、後から言葉で補強するもの。自分で体験したことが腑に落ちる、それが1%の理論です。

練習することによって、自身の肉体的な長所や短所、精神的な弱さも見えてくる。そして大きな壁にぶつかる。それをどのように乗り越えるか。人生と一緒です。

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今週の練習で、手ぬぐいを上手に使って練習しているのを見ました。先週までは、取り入れてなかった練習方法なので、きっと、ご自宅で練習しながら生み出した方法なのでしょう。

「どうしても足を掴みたい」その思いが伝わってきます。

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早速、その練習方法を聞き、自分の練習に取り入れていました。仲間がいるのは、だから楽しい!「どうやってできるようになったの?」ぜひ、お仲間に聞いてください。私とは違う練習の仕方、発見もあるでしょう。

ちなみに、手ぬぐいは、ヨガベルトよりも滑らないし、肌に当たっても痛くない。しかも、汗だってすぐ乾くし、何より軽くて重宝しますよ!(そのうち、マイソール高崎オリジナル手ぬぐいを作りたい!)

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こちらは、ヨガブロックを使って「ドロップバック」立ち位置からバックベンドに降りて、「カムアップ」起き上がってくるまでの練習をしています。

手ぬぐいやヨガブロックは一つの手段。練習の仕方はあなたの工夫次第!プラクティショナーの数だけ何通りでもやり方はあります。

プラクティスは、完全なる自己探求の旅です。

あの人と私は、心も体もこんなにも、はっきりと、まるで違う

好奇心を持って、自分の心と体を冒険しよう!

それこそが人生!

Have a Happy G.W!

namasute♡masami