私は、ヨガの練習生であると同時にヨガの指導者です。
また、ヨガを恩恵を受け取る側であると同時に
伝統的なヨガを伝える責任があります。
ですので、シャラは安心して通えるHOMEであり
先生として立つ時は、練習生の「よき聞き手」であり、
「観察者」でありたいと考えています。
私は医療従事者ではありません。
心理学者でもありません。
読唇術や未来が見通せる能力者でもありません。
決して毎日が、健康で美しく輝いているばかりではなく、
時には不機嫌にもなり、病気にもなりますし
人格者でもありません。
多種多様な人種が世界中でヨガを行う以上、
骨格上の個性、精神的な傾向を認めなくてはなりません。
また、国の文化や背景も学ぶ必要があるでしょう。
いろいろと配慮していても、
怪我や事故は、起こるときは起こります。
1年に1度、ヨガ安全指導員の更新のため
ヨガのリスクと実態についてレクチャーを受け、
他のインストラクターさんからの事例をお聞きしたり、
応急処置グッズの見直しをしたりするのは重要なことです。
毎年、この機会を自分の誕生日近くに設定しています。
慢心して忘れないように。
生かされてこの立場に立っていることに献身的でありたい。
・
受ける側である時は、自分のコンディションをきちんと伝えて下さい。
特に日本の夏は暑いし、冬は寒い。
それだけで、ヨガ発祥のインドとは環境が異なります。
決してヨガが苦行になりませんように。
この数年間で、音信が途絶えていたヨガ関係者がたくさんいて
中には、知らぬ間にこの世を去っていたという方もいました。
ヨガ従事者であっても病気にはもちろんなります。
怪我もします。
健康であればこそのヨガです。
毎朝、練習生の皆さんの前でマントラを唱える時は、
「ここにいる皆さんに怪我がありませんように。
心身ともに健全なヨガができますように」と祈っています。
「人のために祈る」これも大切な私の練習のひとつです。
自分のためだけではないヨガを
ここにいるみんなで心がけたいものですね。
◉マイソール高崎講師は、ヨガ安全指導員、ヨガの保険に加入しています。